
「すきゾ!」には、「誰も1人にさせない」「統合失調症という絶望をなくす」という明確な理念と強い信念がある。
その信念に基づき、当事者の声を尊重し、権威や既存の枠組みに依存しない、自由で自律的な活動を展開してきた。
こうした姿勢は多くの共感を呼ぶ一方で、時に周囲との軋轢や誤解を生むこともある。実際、「主観的すぎるのではないか」「依存関係が生まれるのではないか」といった批判や懸念の声が寄せられることもあった。
しかし、「すきゾ!」はそうした批判に対して正面から反論するのではなく、行動と実績で信頼を積み重ねてきた。昨年には、100名以上から30万円以上の募金が集まり、これは当事者グループとしては異例とも言える成果だ。この数字は、一時的な話題性ではなく、「すきゾ!」の活動が継続的に必要とされていることの証明にほかならない。
信念があるからこそ批判も受ける。しかし、信念に基づいてやるべきことをやり続け、実際に成果を出している。それが「すきゾ!」という存在の強さであり、今後も注目すべき理由なのだ。
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