2025年1月13日(月・祝)に名古屋国際会議場で行われたシンポジウム『【誰もが安心して暮らせるまちづくり】第27回あした天気にな~れ ともにつながる』に統合失調症作家 逢坂 純(おうさかあつし)として登壇しました。
シンポジストの方々のお話しはどれも興味深く、シンポジストには当事者の立場、家族の立場から、支援者の立場から、行政の立場からといった様々な立場の方々からお話しを聞くことができました。
シンポジウムでは僕は広義な意味でのピアサポートとして統合失調症作家としてAmazonkindleで出版している小説・当事者本のことを話しました。
世間一般では表立って公言できない統合失調症の当事者をテーマにして小説などを書いているという話しもしました。
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難しいけれど、それが統合失調症の理解や社会的認知に繋がればいいという話をさせていただきました。
当事者のご家族の方の話では、医療・福祉に当事者をどう繋げていけばいいのかなどを考え、家族会での活動についてお話しを伺えました。
行政の立場の方からは、形となる支援ばかりではなく「緩やかな繋がり」の支援をし信頼関係を構築するというお話しも聞けました。
登壇された方の中では「日本のリカバリー」についてお話ししてくださった方もいました。
登壇された当事者の方には、自分が回復していく過程でどのような経緯でリカバリーしていったのかというお話しも聞けました。
シンポジウムの他にも「届け!私の声」という「リカバリーストーリーをお話ししてくださった方々のお話しも大変有益なお話しでした。
シンポジウムの始まる前には、控室で家族会の会長さんとお話しする機会があり、僕への家族の関わり方などの相談に乗って頂けたことも良かったです。
シンポジウム終了後には、リカバリーストーリーをお話しくださった方とお話しする機会があり、そこではピアサポーターとしてサロンを運営したいのだけれど、行政の手助けを借りて運営したいというお話しを当事者と支援者とでお話しをしました。
僕も地域での統合失調症LINEグループ「統合失調症当事者LINEグループ『とよかわBar’s』」の運営を僕の住む地域を対象としてしているのですが、やはり個人でやっていることや当事者だけでグループを展開していることからボランティア団体の申請が却下されてしまって、どうしたら公式の当事者だけの活動として認められるのかというお話しもしました。
支援者の方が言っていたのは「普通のボランティア活動をしている団体は申請が通るのに、精神障がいを抱えているボランティア団体は申請が通らないのもおかしなものだねー」と仰っていました。
家族会の会長さんのお話しでは、当事者の居場所を作った場合には運営する側が保険にはいっているということをお話しくださり、当事者だけの自助会グループに希望が持てました。
当事者だけで自助会グループを運営していくには、今回のようなシンポジウムに登壇する機会を設けていただき、実績・信用・信頼を構築していかなければいけないなと思いました。
今回のシンポジウムに参加することで、建設的で実りのあるお話しがたくさん聞くことができたので、今回の経験はとてもよいものとなったと思います。
Yourubeでの見逃し配信が2/1(土)から配信開始なので、もし関心とお時間がある方は是非ともご視聴ください。
尚、去年10月からシンポジウム当日までを綴った体験記 逢坂 純著『面白お馬鹿オリジナル!僕のピアサポート奮闘記』もAmazonkindleから発売中なので、それも併せてお読み頂ければ、幸いです。
ありがとうございました。
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