
すきゾ!の特徴のひとつは、仲良くなった人たちが、自然にプライベートグループを作っていくことだと思う。
100人くらいの小規模なグループでは、プライベートグループを作るのは禁止、というところがある。中には、LINEを交換するのにも管理人を通さなければならないところまである。
なぜ、そこまで管理したくなるのか。
たぶん、自由にグループを作られてしまうと、今まで自分が作ってきたグループが崩壊するかもしれないからだ。
その気持ちは、なんとなく分かる。
せっかく自分が作った庭なのだから、勝手に別の庭を作られたら、少し寂しい。
でも、すきゾ!は、昔からそういうことをあまり気にしなかった。
おかげさまで参加者は300人くらいいるけれど、僕は300人全員がひとつの場所に集まっていることより、仲良くなった人たちが、それぞれ20人くらいの小さなグループを作っていることのほうが、むしろ嬉しい。
不特定多数の300人より、気心の知れた20人。
そのほうが、人間はきっと話しやすい。
実際、そうしたプライベートグループが主催するオフ会もある。
僕の知らないところで、僕の知らない人たちが仲良くなり、僕の知らないところで楽しそうに集まっている。
管理人としては、ちょっと複雑……というより、かなり嬉しい。
僕は自由が好きなので、自由に交流できる今の仕組みは、なんだか居心地がいい。
人を囲い込むのではなく、巣立っていってもらう。
そうすると、個人個人が自主的に動き始める。
そして気がつけば、僕が全部お世話をしなくても、勝手に新しいつながりが生まれている。
管理人が頑張って大きくするグループではなく、参加者が勝手に育ててくれるグループ。
そのほうが、ずっと強い気がする。
僕はただ、300人の真ん中で「ご自由にどうぞ」と言っているだけ。
それなのに、気づけばあちこちに小さなすきゾ!が増えている。
なんだか、庭に放した植物が、管理人の想像以上に好き勝手伸びているみたいで。
こういうのが、僕はけっこう好きだ。




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