
すきゾ!は入退会自由だ。
来る人を拒まず、去る人を追わない。それは理念というほど立派なものではなくて、単純に僕自身がそういう場所を好きだからだ。
どこかを辞める時に理由を聞かれるのが昔から苦手だった。引き止められるのも居心地が悪いし、申し訳なさそうな顔をされるのも困る。辞めるという行為そのものより、辞めることを説明しなければならない時間の方がずっと重たい。
だから、1回出て行っても、また気が向いたら戻ってこられる場所がいいと思う。まるで何事もなかったみたいに、「お久しぶりです」とも言わずに入ってこられるような場所。
そのせいなのか、すきゾ!は入退会がとても多い。
調子が良くなって卒業するように去っていく人もいる。不調になって被害妄想が強くなり、突然退会する人もいる。何となく雰囲気が合わなくて離れる人もいる。
だけど面白いことに、去っていった人が数か月後や数年後にふらりと戻ってくることがある。
その時、僕は少し嬉しい。
もちろん、その人が戻ってきたこと自体も嬉しい。でもそれ以上に、その人の中で「まだあそこはあるだろう」と思い出してもらえたことが嬉しいのかもしれない。
人はずっと元気ではいられないし、ずっと不調でもいられない。波みたいに近付いたり離れたりを繰り返す。そのたびに出入りできる場所があるのは、案外大事なことなのではないかと思う。
すきゾ!が特別な場所でなくてもいい。
ただ、疲れた時や孤独になった時に、「そういえば、あそこがあったな」と思い出してもらえる場所でありたい。
いつでも帰ってこられる、心の安全基地。




コメント
何か色々あるんですね
調子の波だったり、回復して必要としなくなったり。
でも、いつでも帰る場所があるように運営を長く続けていくのが目標です。