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20240924 第8回 WRAPを学ぶ会:セルフコンパッション

この記事を書いた人
hoshu

統合失調症当事者lineグループ「すきゾ!」の管理人。1996年に統合失調症発症。その後僧侶の資格を取得、30代で北京と3年ウイーンで1年海外生活。

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今回のWRAPを学ぶ会も増川ねてるさんを講師に迎え、日本に適合したオリジナルなWRAPをつくるということでセルフコンパッションを取り入れるという話題について語り合った。

セルフコンパッションとは、自分自身に対して慈しみや思いやりを持つことで、どんな状況でも前向きな気持ちを持ち続けられる心理状態やその技法です。仏教に由来し、自分自身のポジティブな側面もネガティブな側面も受け入れることで、困難な状況でも前向きな気持ちを持ち続けられるようにするための考え方です

セルフコンパッション。目に見えない心と思考にアプローチすることの難しさを痛感しました。

 

自分を思いやることは、自分と向き合わないと出来ないことですが、病状の改善のヒントにもつながるような気がします。ビジネスの世界など病気以外の人にもセルフコンパッションが広まっていることに病気を超えた可能性を感じました。

 

最後の質問者の方も話されていましたが、人ってどうしても自分の恵まれない境遇に人と比べて不満を持ってしまうことはあるけれども、自分を見つめることが大切やと思いました。

 

今自分はそういう思いを持っているんやなと認識すること。不平等を強く感じる、そういう辛い状況にある自分の心に慈悲を向けること。自分が自分にどういう気持ちを向けるか。自分にあるものを見つめる。悲しみの気持ち・家族の存在。その上で、自分が人にどういう気持ちを向けるか。そうしたらその人の苦しみにも共感できるようになるのではないか。一筋縄ではいかないけれど、自分を見つめることで、光が見えてくればと思ってます。

日本に適合したオリジナルなWRAPをつくるということでセルフコンパッションを取り入れるという今回の企画でした。

 

セルフコンパッションは仏教との親和性が高く、慈しみの心を自分に向けるということで日本にも馴染みやすい気がしました。心と思考など目に見えないものに向き合うという意味で、実践するには難易度も高く、事前に大切なことをメモにしておくことや、慈悲の瞑想で自分から外に慈悲を広げるなど工夫も必要なように見受けられました。

 

日本人特有の自己批判の傾向を自分でも実感しますし、すぐには改善は難しいですが、自分の辛い気持ちに目を向け、そんな自分に寄り添って見守りたいと思いました。WRAPにそれをどう入れ込むかが次回以降、楽しみな部分です。

セルフコンパッションというものがどういったものかを初め聞いた時は、スピリチュアルなものだと感じましたが、いざ、今回のセルフコンパッションの講義を受けて、仏教が由来であり、自分のことを深く考え、ありのままの自分を良く知り、そして自分だけでなく他者へも肯定的に目を向けることができるメソッドなんだということを思いました。

 

僕のようなセルフコンパッションをスピリチュアルなものだと考えていた人に、正確なセルフコンパッションの意味を伝えられたらなと思いながら、不勉強でそれが他者に伝えられないのが、残念でもどかしいです。

 

たいへん良い学びの時間を与えてもらったことに、感謝です^^

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