
統合失調症当事者LINEグループ「すきゾ!」は、2015年から続いている。
当事者が運営しながら、ここまで長く存続している例は世界的に見ても珍しいらしい。その話を聞いたときは少し意外だった。でも、考えてみれば当然なのかもしれないとも思う。
グループは放っておいて育つものではない。誰かが情報を発信して、誰かが見つけて、興味を持って、ようやく参加につながる。
統合失調症という病気の特性上、いつも同じペースで活動できる人ばかりではない。調子の良い時期もあれば、連絡を返すことさえ難しい時期もある。だから運営は思っている以上に地道だ。
4人入って3人辞める。数字だけ見れば少しずつ増えているのだけれど、その歩幅はとても小さい。たまに、その増え方が自分自身に似ている気がすることがある。劇的な変化を望みながら、実際にはほんの少しずつしか前へ進めないところが。
最近は忙しさを理由にブログの更新を止めていた。すると参加希望の連絡も驚くほどぴたりと止まった。
続けることの大切さを分かっているつもりなのに、少し結果が出ると、その当たり前を忘れてしまう。
一昨日、久しぶりにやる気が湧いて、ブログとXを更新した。
すると4人の新しい参加希望が届いた。
偶然かもしれない。でも、その数字を見ながら、やっぱり近道なんてないのだと思った。誰かに見つけてもらうためには、まずこちらが灯りを点け続けなければならない。
最近は少しだけ生活に余裕が出てきた。
だから、すきゾ!の更新頻度ももう少し上げてみようかと思っている。ただ参加者を増やしたいからではない。この場所が、いつか社会に何かを返せるような存在になったらいい。そのために今できることは、とても地味で、目立たなくて、たぶん明日も同じことの繰り返しだ。
それでも、画面の向こうで誰かがその灯りを見つけてくれるかもしれないと思うと、もう少しだけ続けてみたくなる。




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