
毎年5月24日は世界統合失調症デーだ。https://twitter.com/schizo_cafe で呼びかけしているのを知って、昨年からグループにも回覧をして各種媒体で紹介して貰えないかとのお願いをした。
すきゾ!グループは当事者だけで250名。独立派生した家族会PureLightは今は人数を把握していないけど500名を超えた大所帯だ。その影響も多少あるのかな?最近は「統合失調症」などの精神疾患に関するワードがXのトレンドで頻繁に目にするようになった。
日本での統合失調症デーの特徴は当事者が情報を発信していることだという。
僕は2012年から調子が悪かったり忙しすぎるときは除いてほぼ毎日ブログを何かしら更新している。自分では長いとはまだ思ってないけど、これだけ積極的に長期間情報を発信し続けている当事者というのはある意味凄いのではないだろうか?と自分を褒めてみる。
2012年当時はブログやSNSで病気の発信をしている人も少なかったし、あったとしても一言で言えば「死にたい」というようなものばかりだった。
その雰囲気が嫌で「統合失調症は治る病気です。」という「僕らが創る世界が、すきゾ!」の前身のブログを書いていた。それまでの雰囲気とは真逆で、統合失調症を病的に(笑)ポジティブな側面から赤裸々に自分の経験や考えや回復のアドバイスなどをしていた。
「統合失調症の偏見から来る絶望を無くしたい」という思いだった。父も統合失調症で生まれてからずっと統合失調症と関わっていたから、統合失調症に対する偏見は人一倍強かったように思う。だから、自身が統合失調症になったときの絶望は筆舌に尽くしがたいものだった。
その頃は1日10,000PV以上のブログはある程度社会に影響力を与えると言われていたから、それを目指していた。結局1日平均2000PVで最大で1日4000PVだったけど、今考えると統合失調症というマイナーな分野でこれだけのPV数があったということは、ある程度影響力もあったのではないかな?
1970年代と比べて2012年はだいぶましになったとはいえ、社会的には強い偏見があった。今はSNSなど各種媒体で情報発信する人が増えてきて、極限の偏見を知っている自分からしたら偏見はないに等しいぐらいに感じている。
今の時代に「統合失調症の偏見をなくしましょう」というのは、ある意味時代遅れだと思っている。「偏見をなくしましょう」という言葉が逆に統合失調症への偏見を強めてしまいかねない。
むしろ統合失調症という「才能」を活かして、新しい世界を創っていこうよ🌍
最近は統合失調症に対してポジティブな雰囲気が生まれてきたように思うし、ちょっとぐらいそういう素地を作ることに貢献したのではないかと幸せ回路を働かせている✨

コメント