
ピアサポートの未来について語り合うトークセッション
2024年2月26日、 「ピアサポートの未来について語り合うトークセッション」が、すきゾ!+ 統合失調症家族会 ☆Pure Light☆合同で、WRAPアドバンスファシリテーターの増川ねてるさん、大阪公立大学の松田博幸さんをゲストに迎え、ZOOMを使用して開催された。
アメリカでのピアサポートワーカーの活躍を踏まえながら、日本でのピアサポートの方向性や私たちにできること、そんな話をピアサポートを専門にする2人から伺った。
ちょっとした感想
色々な話が印象に残った。
ピアサポーターが仕事を手にするまでのプロセスのことや、ピアサポーター間のパワーゲームのことなどが、考えさせられることばかりだった。
hoshuが思うピアサポートの未来
統合失調症当事者Lineグループ「すきゾ!」管理人のhoshuは、2012年からブログ活動を始め、現在240名を超える規模ですきゾ!を運営している。
おそらく日本では最大規模のピアサポートグループの1つに育った。
メンバーの知識と経験が蓄積され、最近では陰性症状でも陽性症状でも、調子が悪そうな方を高いレベルでサポート出来るるようになったと感じるている。
今までは、「偏見」をなくすことから始まり、Lineグループという「ピアサポート」に尽力してきて、今回の機会に次のステップを考えているところだ。
未来はポジティブな好循環型
大谷翔平が全国すべての小学校にグラブを寄贈したことが話題となっている。
それがきっかけで野球に興味を持ち、将来メジャーリーガーとして活躍する人が生まれたら、その子はおそらく大谷翔平と同じように、子どもたちに夢と希望を与え、自ら野球界と子どもたちのために何かをやっていく未来はみえる。
むしろ、確定していると言っても良いのではないだろうか?
実際に様々な記事で影響を感じる。
小学生の女の子がグラブの寄贈で「大谷翔平からだ😀」と黄色い声をあげていて、全国の小学生の女子からキャーキャー言われるスポーツ選手ってあまり聞かない。
野球界では大谷翔平が作った流れで、もう胎動は始まっている。

統合失調症の未来も同じように、誰かが道を切り開き、道を作り、舗装し、そこを走り、後に続くものにとって快適な環境を生み出しサポートする「ポジティブな好循環」を作っても好い時期に入ったのではないかと感じている。
統合失調症を乗り越えて「辿り着いた人」が、統合失調症の未来のために何かを残し、そこで夢と希望を得た人が同じように未来のために何かをする。
そういうポジティブな好循環を目指していければ理想だと思う。
ピアグループの資金
ピアグループを運営して何か活動をしようと思えば、残念ながら資金は必要となってくる。
すきゾ!グループでは2022年より任意の募金で活動費を賄っている。

しかし、これから更に何かをしようと思えば運営資金以外の資金も必要となってくる。
クラウドファンディング・助成金・研究費・企業の協賛などはパッと思いつくが、統合失調症というニッチな世界で、どのように安定して継続した資金を得るかというのは大きな課題といっていい。
すきゾ!グループは、会員数にしても、能力にしても、何かを始めようと思えば始められるだけのリソースはある。
これからは、「偏見」「ピアサポート」の段階を超えて、次のステップの「統合失調症という才能を活かして社会で輝く」人をドンドンと産み出す「ポジティブな好循環」を実現するために力を注いでいきたい。
そして、 僕らが世界を優しいより良い世界に導いていくための力になれば理想だと思っている。
これだけ大きなグループだと、ある程度影響力も生まれてきているし、誰かがやらないといけないとしたら、その大きな流れの一端を担うのは、すきゾ!メンバーであると信じている。
とりま、僕らの未来は明るい✨
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